SGEMが生まれた理由

 2009年、「ビットコインホワイトペーパー」の発表により、ブロックチェーン技術が世に生み出されました。12年が経過し、ブロックチェーン技術は、コンセプトから応用まで基礎となるテクノロジーとして、数えきれないほどの技術的解決策と応用シーンを提供してきました。

 『SGEM』チームは、10年以上にわたりゲームの領域に携わり続け、マーケットにおける最先端技術にわたっています。新しいゲームが毎日開発されているものの、どれもワンパターンでクリエイティブとはいえず、グラフィックを追求するものばかりです。プレイヤーは本当の意味で「新しい」ゲームをずっと期待してきたといえます。

 私たちは長年にわたりゲーム業界でグローバルに活躍しており、一貫して優秀なゲームを作ることに思いを傾けてきました。マーケットが熱狂的な競争状態にあっても、私たちは自分たちの信念を守り、理想を追い求め、画期的でエポックメイキングとなるゲームを作ることを目指してきました。そのため、私たちは様々な場所にチャンスを探し、最先端技術とゲームの融合を繰り返し試みてきました。そして、新しい技術によってこれまでになかったような、より豊かなエンターテインメントライフを皆様にお届けしたいと考えてきました。

 2017年、私たちはブロックチェーン技術に目を向け、この新しい技術をゲーム業界に何とか導入できないかを考えていました。そんな折、ブロックチェーンゲーム「CryptoKitties」がリリースされ、瞬く間に世界中で大ヒットしたのです。「CryptoKitties」はブロックチェーンゲームの先駆的ゲームとして間違いなく大きな成功をおさめました。これにより「ブロックチェーン+ゲーム」の方向性は間違いないというだけでなく、「ブロックチェーン+ゲーム」は相当のポテンシャルを持っていることが証明されたのです。

 しかし、「CryptoKitties」のDAU(デイリーアクティブユーザー数)が減少し続けていることから、ブロックチェーンゲームとして「CryptoKitties」は遊び方に広がりがなく、ゲーム性の低い点や、イーサリアムネットワークの性能不足による効率の低下などの課題を抱えており、成長には限界があることが明らかになりました。しかし、ブロックチェーンゲームのポテンシャルはそれで終わるようなものではありません。「CryptoKitties」がゲーム業界に開いてくれたドアを通って、扉の向こうへ手探りをしながら、前進していく必要があります。

 現在、ブロックチェーン技術の大きな可能性と長期的な影響はテクノロジー業界の誰もが認めるところですが、未知のものを認識することは難しいものです。また、多くの一般の方々は最新テクノロジーの意義について近視眼的で狭い見方しか持っておらず、中にはかつて詐欺の被害にあったためブロックチェーンに敵意を持っている人すらいます。ゲーム業界での経験を活かし、ゲームというエンターテインメントとブロックチェーン技術を融合させ、この技術の価値を一般の方々にもっと理解してもらえないだろうか。

 『SGEM』の製品コンセプトは最初まさにこのような状況下で生まれたのです。

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